2019年01月17日

神戸 震災から24年

12年前のブログの投稿を貼っときます。
もう24年やね。
この日やからね。
写真の横倒しのビルに居ましたわ。

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1995年 1月17日 午前5時46分 

起きちゃいましたね大震災。 

もう、12年もたったんやね。。。 

前にも書いたが今回も書いちゃいます。 

当時、俺は22歳。 

秋にアメリカから完全帰国して一文無し。 

カラオケパブのお兄さんとして、日々酒を浴びながら 

セッセと働いていた。 

夕方6時から朝5時までの店… 

各階ワンフロアーの四階建てのビルの三階部分。 

その日も俺はいつもながらにカウンターで接客。 

ビール、ブランデー、ビール、ブランデー…… 

勿論、しっかりと酔っていた。 

それもあってか、店の売上も順調だった… 

閉店時間の5時の時点でも 

15坪ほどのその店には、10数名のお客さんがいた。 

マスターが俺に小声で… 

『今日はエエ感じやな、6時半まで開けるぞ!いけるか?』 

俺:『余裕です。』 

トイレに1回吐きに行き。カウンター内へ戻る。 

ボックスのお客さんに呼ばれ、そちらへと向かう。 

グラグラグラグラ… 

大きな横揺れ。 

俺はすぐに地震とわかり、楽しくなってマスターに 

『うわっ!地震っすね♪』 

っと言おうとした… 

言えなかった。 

その言葉を出す前に…… 

  来た。 

いきなり視界は奪われた。 

さっきまで見えていた風景が、一瞬にして目の前から無くなった。 

大型爆弾が爆発したのかと!? 

大巨人が大ハンマーで下から叩き上げたのかと!? 

ガス爆発が起きたのかと!? 

戦争勃発かと!? 

気の早いハルマゲドンですかと!? 

あれは「揺れ」とは言えない。 

下から床ごと蹴り上げられ、宙に浮いた所を上から殴り倒された感じ。 

酔ってはいたがしっかりと覚えている。 

後に想像と過去の現実が入り交じり尾ひれがついたりはしてない。 

あの瞬間に… 

生まれて初めて… 

絶望したから。 

俺は今から「死ぬ」。 

公園で人間の子供にいともアッサリと踏みつぶされる蟻の様に… 

何が起こったかも判らないままに… 

そんな「死」を見た。 

そんな感情の前にアルコールのドラッグとしての毒素など屁でも無い。 

一気に「どシラフ」に戻るのである。 

目には何も映らないまま 

俺の上に何か大きなものが覆いかぶさってくるのがわかった。 

どれぐらいの時間が経ったのだろう。 

たぶん20秒ぐらいのものなのだろう。 

その時の俺に「時間」というものは感覚ごと根こそぎ無かった。 

挟まれていた。 

俺の上に壁?がある。地面との隙間は30cmほどか… 

無論、目は機能していないままだ。 

まだ揺れていた、後に「余震」という言葉を知った。 

もし上の何か判らないモノがこの余震であと30cm下に移動したら俺はこの世からいなくなる。 

そう思った。 

暗闇の向こうから色んな声が聞こえる。 

「何これー!!」 

「嫌やー!!」 

「おかあさぁ〜ん!!」 

死ぬかもしれないという緊急時に、来るはずの無い母を呼んでどうするのか? 

と思った俺は… 

自分も死ぬかもしれない緊急時に他人の叫び声を分析してる場合ではない(笑) 

4階建ての3階部分、最初の「グラグラ」から考えて、 

これは地震だ… 

考えられないぐらいの大きな地震だ… 

内装が崩れて俺にかぶさったのだろう… 

うつぶせの状態、上下の隙間は約30cm… 

内装が崩れたのであれば、俺の上にあるのは石膏ボードのはず… 

揺れは続いていた、早く階段で地上に降りなければ… 

上の石膏ボードを殴った、もしソレなら穴をあけれるはずだ… 

思いっきりコンクリートだった! 

手の痛みより… 「何で!?」 

もう頭の中はシナプスの牛追い祭状態。 

懸命に冷静さを取り戻そうとするが難しい。 

状況把握せよ…状況把握せよ…状況把握せよ… 

後頭部の奥からの指令。 

それを無視して、今度は下を殴ってみた。 

ボコッ! 

穴があいた。 

下側が石膏ボード!? 

「何で!?」again。 

この際、「何で?」とかはどうでも良い、 

上下30cmの隙間で殴り回した… 

大きな穴があいたがその下は20cmほどですぐに床。 

何故そうなってるのか判らんが、そこへ下半身を入れる。 

頭はあげれないが、正座状態になれた。 

そうしているうちに目が少し慣れてきた。 

正座状態で前後左右を確認。 

何故か出れそうな予感。 

そちらへ「ほふく前進」。 

上から棒状のものが出ている、それが邪魔で前進不可。 

手で触って鉄筋と確認、全力で曲げる。 

前進再開、頭は通った、背中に曲げた鉄筋が引っ掛かり前進不可。 

気にせず前進、背中に痛み確認。 

気にせず前進。 

背中の皮と少しの肉は擦り剥けた、気にする気持ちすらなかった。 

出れた。 

階段で地上階へ急ごう! 

えっ! 

…………… 

地面に立っていた。 

頭の中はシナプスのトマト投げ祭状態。 

出てきた所を振り返ると… 

巨大な怪獣が丸まって寝ているような無機質の塊。 

その中に人が居て、困っているのは確認済みだ。。。。 

無視。 

全力疾走で安全を確認できる場所への移動を開始。 

はははは♪ 人間が出たね♪ 助ける気持ちは微塵も無かった。 

近くの公園へたどり着くと…… 

血まみれのマスターが立っていた。 

はははは♪  

マスター …… 

あなた俺より早く出て俺を助ける気持ちは微塵も無かったんだね♪ 

素敵です ┐(  ̄ー ̄)┌ 

そこでやっと少し冷静になれた。 

街中の照明は消えている。 

街中の非常ベルが鳴っている。 

血まみれの浮浪者がどこへ行くのか、どこかへ向かって歩いている。

異様な光景だった。 

そうしていると日が明けてきた。 

何も無かったかの様にいつもどうりに日が明けていった。 

そしてみた。 

壊滅状態の我が街を… 

自分が入っていたビルだったであろう、コンクリートの山を… 

俺は今、自信を持って言えます。 

わたくしは! 地震に対して、PTSDであります! 

12年ではあの記憶はとても消えるもんじゃない。。。。 

しかし、戦争は更に酷い地獄であろう…… 

戦争反対☆

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posted by ミヤ乃助 at 16:17| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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